Home of The Brave by Katherine Applegate

多読仲間からのお勧め本です。
仲間内では有名な、あのAnimorphsのApplegateさんの著書。
さまざまな国からたくさんの移民を受け入れてきたアメリカという国ならではの物語だと思います。


Home of the Brave
Square Fish
Katherine Applegate

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アフリカのスーダン。
難民キャンプで戦闘に巻き込まれ、兄や父親を失ったKek。
一緒に逃げた母親とは途中ではぐれ、未だその安否もわからないまま。
一人になったKekは先に渡米しているおばさんといとこの元に送られる。

アフリカの太陽の下で育ったKekの目には、冬のMinnesotaの初めて見る雪の白さは目に痛く、その冷たさも肌に突き刺さるようだった。
気候も文化もまるっきり違うアメリカ社会の中に放り込まれ、戸惑うことも失敗も多かったが、
もともと、明るく前向きな性格のKek、何とか環境に適応していこうとしていた。

その彼を支えていたのは、行方不明になっている母親といつか一緒に暮らせるという希望。
そして、近くの農場で飼われていた年老いた一頭の牛との出会いだった。
スーダンで遊牧の民だった彼が唯一アフリカを思い出させる象徴的な生き物だったのだ。
おばあさん一人でやっとやっているそのつぶれかけた農場に自ら申し出て牛の世話をする仕事を始めたKek。
しかし、それも長くは続かなかった。
身体の具合が悪くなったおばあさんが、農場を手放すことを決断したからだ……。

初めて経験する寒いMinnesotaの冬、不慣れな生活、なかなか見つからない母親の行方。
牛の世話をすることでどうにか保たれていたKekの心の均衡が、農場という心の支え失うことで崩れかけるのだが……。

難民受け入れの支援員のDave、そして優しく快活な農場のおばあさん、同じアパートに住む里親に育てられている女の子、自分と同じような境遇を持つ先生やクラスメイト、そんな周りの人々と友達になりながら、壁に突き当たりながらもその突破口を見つけ、少しずつ自分の世界を築いていくKek。
その姿に力づけられます。

物語はKekの一人語り。
彼のおぼつかない英語を表現するために、詩のような形式で著述されています。

総語数 20,101語








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