緑の風・・・プリンの本棚

アクセスカウンタ

zoom RSS The London Eye Mystery by Shiobhan Dowd

<<   作成日時 : 2015/01/17 00:16   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

ほぼ5年間積ん読になってたこの本。
読み始めたら、あっという間でした。
49,614語。

The London Eye Mystery
Yearling
Siobhan Dowd

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by The London Eye Mystery の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



タイトル通り、これはミステリーである。

主人公はアスペルガーシンドローム(とはっきり書いてはないけれど)を持つ少年Ted、12歳。
彼の特徴は……
@人間の感情を読み取るのが苦手。(先生から教わった表情の5つのパターンで判断)
Aボディランゲージの意味がわからない。
B人に触られるのが苦手。
C思考が非常に論理的である。
Dジョークがわからない。
E嘘をつけない。
F天気予報や天気について非常に興味があり、詳しい(人の行動や感情の動きを天気に置き換えて思考する傾向がある)。
Gラジオでshipping forecast( http://www.bbc.co.uk/programmes/b04xkg4q  ←こんなやつ )を聞くのが好き。

Tedの家族(The Sparks)はビルディングの解体の仕事をしているDadと看護師のmam, 高校生の姉Kat(カトリーナ(あの巨大ハリケーンと同じ名前だ!))の4人暮らし。

ある日、母親の妹or姉(?)のaunt Gloria(夫のRashidと離婚して息子のSalimとマンチェスターで暮らしている)といとこのSalimがスパーク一家にやってきたことからすべてが始まる。
ニューヨークでのアート・キュレーターのオファーを受けたおばのGloriaが、イギリスを離れる前に立ち寄ったのだった。おばのGloriaはDadいわく、ハリケーンだった。

おばとSalimが滞在している間、みんなでロンドン観光に出かけることになる。
Salimのたっての希望もあり、MamとおばのGloria、TedとKat、そしてSalimはLondon Eye rideに出かける。
Tedたちのお父さんは仕事で廃墟となっているビルを取り壊すための準備に出かけていた。

Mamとaunt Gloriaがカフェでお茶を飲んでいる間、TedとKatそしてSalimの3人はLondon Eyeのチケット売り場へ。
たくさんの人が並んでいて、チケットを手に入れるまでに30分もかかるという。
そこへ1人の見知らぬ男が近寄ってくる。閉所恐怖症だからチケットを譲りたいと。
年長のKatは受け取るべきかどうか迷う。
しかし、London Eyeに乗ったことのないのはSalimだけ。そのチケットを使って乗れば、節約になってMamたちも喜ぶだろうと受け取ってしまう。
Tedたちが見守る中、Salimはそのチケットを使ってほかの観光客たちと一緒に11時32分搭乗のポッドに乗り込む。
1回転して、そのポッドが戻ってくるのは30分後の12時02分だ。
TedとKatはSalimの乗ったポッドを目で追いながら地上で待っていたが、戻ってきたポッドから下りてきた乗客の中にはSalimの姿はなかった。
Tedたちは降りてくるSalimを見逃したのか。
それとも、彼は最初から乗っていなかったのか。
それとも、異次元へワープしてしまったのか……。

Katは見知らぬ男からチケットを受け取ったことから、Salimの失踪の責任は自分にあると自身を責める。
Salimは一体どこへ行ってしまったのか……。
特殊な回路を持つ頭脳をフル回転させ、TedはKatと共にSalimの行方を探し始める。

Tedの話は理路整然としているが、結論にたどり着くまでまどろっこしい。
そのため、Tedが大事なポイントを話し始めても、だれも最後まで聞いてくれず、彼の話を遮ってしまう。
その中で、Tedの話をきちんと受け止めてくれたのは……。

障害のこと、家族の問題、人種の問題、いじめ、地球温暖化等々、物語の中にちょっとずつちりばめられた著者の思いが垣間見える。
Tedの一人称で語られるのだが、特徴ある文体が、ときにはユーモラスで思わずにんまりしてしまうところも。

作者のShiobhan Dowdは2007年に4作(当時未発表2作を含む)の作品を残し47歳の若さで他界。
この作品は2作目である。NASEN & TES Special Educational Needs Children's Book Award。
死後に出版されたBog Childはカーネギー・メダル賞を獲得している。

▼御存じでしょうが、ちなみに London Eye はこれ
https://www.londoneye.com/

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文


The London Eye Mystery by Shiobhan Dowd 緑の風・・・プリンの本棚/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる