Leviathan3部作読了

SFの中にスチームパンクというジャンルがあることを初めて知りました。
読み終わったLeviathan3部作がそうです。
Twitterやブログでこのシリーズを知ったのですが、
早川のSFポケット文庫にもなって、一時期本屋さんに平積みになっていたこともあり、おもしろそうだなと思っていました。中に描かれていたイラストも私の食指を動かした要素の一つ。私にとって、イラストって本を選択する際の大事な要素なんですね。

上から順番に第1巻“Leviathan”、2巻目“Behemoth”、そして3巻目の“Goliath”です。

Leviathan
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Behemoth (Leviathan)
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Goliath (Leviathan)
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スチームパンク。
一言で言えば、宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』みたいな世界と言ったらいいでしょうか。
スチームエンジンやディーゼルエンジンで動くマシンたちが活躍する世界で、産業革命後の19世紀、20世紀初頭の時代が背景として使われることが多いようです。

この物語の歴史的背景となっているのは、第一次世界大戦。
史実に大まかに沿いながらも、全く違う文明世界の中で物語が進行していきます。
欧州では、遺伝子操作で作り出された動物を基盤とするイギリス、フランス、ロシアなどの勢力(The Darwinists)と、蒸気機関やディーゼルで動くメカニックを基盤にするドイツ、ハンガリー・オーストリアなどの勢力(The Clankers)の2大勢力に分かれていた。
サラエボでハンガリー・オーストリアの皇太子夫妻(物語の主人公の1人Alexanderの両親)が暗殺されたことからヨーロッパ、オスマントルコ、日本、アメリカを巻き込んだ大きな戦争に発展していく。
両親が暗殺され、自らもドイツ軍から追われる身になったAlexはアルプス山中に不時着した“Leviathan”(遺伝子操作等で人工的に作り出された鯨型のイギリス軍の飛行船(?))に偶然にも乗り込むことになる。
このLeviathan、自ら水素を作り出し、空に浮き上がるAir Beastで、このエコシステムがすごいんですね(どんな仕組みだったか忘れちゃいましたが……)。

もう1人の主人公はDeryn Sharp。
空にあこがれ、幼い頃から父親と一緒に空を飛び、その技術を学んできた15歳の少女。
父を気球の事故で失ったが、空へのあこがれから男装をし、名前もDylanと偽ってイギリス空軍のLeviathanにmidshipmanとして乗り込む。

このDerynとAlexのほのかなラブロマンスを絡めた冒険ものです。
Leviathanがアルプス山中に不時着した時、放り出されたDerynをAlexが助けたのがこの2人の出会い。、
身分を隠さなくてはいけないジレンマを抱えるAlex、そして、自分が女性だということを隠さなければいけないDeryn。
それぞれ相反する立場の2人はお互いに秘密を抱えながらも友情(?)or恋心(?)を育てていくことに。

ストレートできまじめなAlexを助け、支えていくDeryn。
このDerynがとっても魅力的なんです。
頭脳明晰で、行動力も判断力もほかのLeviathanの乗組員よりずば抜けてるし。
読んでるうちに、Derynが15歳の女の子だったんだっていうことを忘れちゃうぐらい。
でも、Alexのことを考えるときはちゃんと女の子に戻るんですよね。
そこが、またかわいかったりするわけです。

あと、Dawinistsが作り出したLeviathanを初めとするFabricated Beastたちがおもしろい。人の口調をそのままに伝言してくれるトカゲとか、空に浮かぶタコのような、イカのような、クラゲのような気球代わりになるような生き物とか、いろんな興味深い生き物が登場します。
ClankersのWalkerと呼ばれる乗り物も、国の特徴とか、民族の特徴が出ているところが興味深い点でした。
これらは、文章を読むだけでは、想像するのが難しいのですが、Keith Thompsonのイラストがそれを助けてくれています。

この独特な世界に慣れるのにちょっと時間がかかりましたが、読後感がとってもさわやかなYA作品でした。
本当の史実はどうだったんだろうとか、いろんな楽しみ方もできて、楽しかったです。
私としては、オスマントルコがメイン舞台の2巻目が一番好きかな~。

総語数 “Leviathan” 77,402 words
“Behemoth” 86,699 words
“Goliath” 94,171 words

久しぶりのブログ。
日本語力のなさを実感~  









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